2006年03月15日

 Online live video/archive 追記

 Online live の導入が可能だった欧州ハンドボール連盟(以下EHF)には、今までに築き上げ、今も努力し続けている、しっかりとした基盤があります。
 私がこれからEHFについて少しずつ伝えていきたいと以前から記しているのは、アジアハンドボール連盟(以下AHF)がこの試みの導入に至るまで、EHFと同じ軌跡を辿っていくのであれば、どれだけの長い年月と努力が必要なのか計りしれないことをお伝えする(今ここでリンクをはっている二つの連盟のホームページを見るだけでも、得られる情報量が雲泥の差だとわかります)ことが、目的のひとつです。それはAHFでの早期実現を願う人たちへ、現状を知ってもらうための提示でもあります。 
 AHFが必ずしもEHFと同じ軌跡を辿る必要がないと言う方もいるかもしれません。その方法があるならば、その道を進むのが近道だと思います。いずれにしても、この導入がそうたやすいことには思えません。
 私個人としては、誰もがはっきりとした目標にしている「北京五輪出場」に向けて焦点を合わせた導入でよいと思います。それですら、時間が十分にあるのかどうかもわかりません(案外簡単に実現してしまったら、拍子抜けなのですが・・・それはそれで喜ばしいことですね)。

 このブログのフッター(一番下)でお気づきの方もいらっしゃると思いますが・・・
 今日の時点で「北京五輪まで残り876日」。

 「876日しかない」ととるか、「876日もある」ととるかは、ハンドに携わっている人たちの立場によって違うと思います。けれども、『夢を持って、ハンドボールを愛する者』ということは同じ・・・それを皆さんが、常に忘れないで欲しいと思います。
 昨日の記事が例ではありませんが、方針の違いや意見の対立によって、最後は選手の方々がプレーする場を失う、失うというとことはなくても苦しむ、当たり前のプレーができなくなる、そんな風にならないためにも・・・。

追記の追記:
@北京五輪予選の確実な開始日がおわかりの方がいらしたら、教えてください。
A『Online live video/archive 利用方法♪』にわかりやすい画像を追加しました。
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2006年11月15日

 Two Good Men! #0 DNA

 −クロアチアが球技に強い国なのはどうしてなのだろう?−

 自分自身もよく抱いた疑問ですが、他の方々にもよく問いかけられます。
 先日のJapan Cupでも複数の方から聞かれましたし、メールで綴られていらした方も少なくありません。
 大分前に、親友のクロアチア選手に私が同様の質問を投げかけたことがありました。彼女の答えは

 「DNA」

 ボールに対する反応や、それに伴う優れた身体能力などが、DNAに組み込まれているのではないだろうか、ということでした。それを聞いていた彼女のお父さんは、「きっと先祖が丸いものを追う習性のある動物だったのだよ」とジョーク半分に笑いながら言い、彼女は「いや、冗談じゃなくてね、本当にそうかもしれないって思うときあるのよ」とお父さんの発言に頷いていました。「実際、私たちは主に狩猟型の民族だったわけだし。日本は・・・」「農耕型よ。太古は違うけれど、米の栽培をし始めてからね」と問いかけに答えながら、彼女の頭の回転の良さにいつもながらに感心したのでした。

 クロアチアはハンドボール、バスケットボール、バレーボール、サッカー、水球、テニス等の球技が盛んな国です。
  以前の記事、長束さんとのお話しでもふれましたが、ボールに対する執念が尋常でなく感じられるときがあります。ボールに限らず、何かを追うときの執着心はすごいです。

 クロアチア人である親友と親友のお父さんに限らず海外の方々との会話で、日本のことや私についての質問に対し、答えに考える時間を要するとき、自然と出るようになったのが「Maybe because of DNA...」 という言葉でした。それから日本の歴史、私の経験を振り返って詳細を答える・・・
 ジャパンカップでの会話でも、そんな場面がありました。
posted by yuki at 23:00| Comment(4) | TrackBack(0) | Let's speak up! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月28日

 Two Good Men! #1 Bushido

バウワー監督 : オランダの生活はどうでしたか?
      私  : 日本とは、いい意味で異なっている部分をたくさん見つけました
バウワー監督 : たとえば?
      私  : まず自然では・・・花や緑が非常にきれいに整備されていること
バウワー監督 : (笑いながら)キューケンコフには行くことができたのかな?
      私  : (笑って頷きながら)はい、行きました。時期があいましたので。
           オランダならではの公園ですね、本当に美しかったです
バウワー監督 : うんうん、ほかには?
      私  : 地形的に言えば、日本はアップダウンが激しいですよね。
           オランダはフラットで・・・車、特に高速を運転していて楽でした
バウワー監督 : (笑いながら)それはよくわかるね
      私  : オランダは日本と縁のある国ですし、歴史的にも興味深いことは
           多いですから・・・
バウワー監督 : ああ、昔のことだね、日本が他国との接触を断っていたころ
      私  : はい、「鎖国」と言われていますが・・・オランダと中国とのみ外交を
           していました
リマニッチ監督: サムライの時代のことかい?
      私  : ええ、その通りです
リマニッチ監督: 君がくれた「武士道」を読んだけれど、今も武士道は存在している?
バウワー監督 : ん??
リマニッチ監督: あ、「武士道」っていう(私に問いかけて)確か100年位前かな?
           に書かれた日本の本を、彼女からもらったんだ
      私   : サムライ精神について綴られている本です
リマニッチ監督: とても興味深い本だよ。まだ全部読んだ訳じゃないけれど・・・
           とにかく、書いてあることを理解するのに時間がかかる
      私  : (強く頷いて)日本語でも難しいですから
バウワー監督 : それは英語版?オランダ語版はあるかな?
リマニッチ監督: クロアチア語版はないかな?確かに母国語の方が読みやすそうだ
      私  : 初版の頃だったか、6カ国語以上に訳されたはずです。その中に
           (バウワー監督に)*オランダ語訳があったように思うのですが・・・
           (リマニッチ監督に)クロアチア語訳はありませんでした。クロアチア
           国内で翻訳されている可能性はありますね、友人に訊ねてみます。
           (バウワー監督に)英語版もしくはオランダ語版を今度お会いした時
           にお渡ししますね
バウワー監督 : 嬉しいね、お願いしていいかな

<*注>初版にオランダ語訳はありませんでした、私の記憶違いです。
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2006年12月29日

 Two Good Men! #2 Men & Women

リマニッチ監督: あの本の中で、女性は常に男性に従う・・・そんなようなことが
           書かれていたと思うのだけれど、今でもそれは同じかい?
バウワー監督 : 私もそれを聞きたいね。日本では女性と男性、平等ではない?
      私  : (曖昧な微笑み)お二人に、難しい質問をされてしまいましたね。
           法的には全く平等です。けれども実際は個人の感じ方次第です。
           平等と感じている人もいれば、そうでない人もいると思います。
           特に家庭を持つときに、男性と女性の違いは出てきますね
リマニッチ監督: 結婚したら、仕事を辞める女性は多いのかい?
      私  : 人によりけりです。最近では続ける女性が多いと思いますよ、むしろ
           結婚よりも出産のときに辞める女性が私の周りには多かったです
バウワー監督 : 日本の男性は家庭内の仕事を手伝ってくれるのかい?
      私  : これも夫婦によりけりだと思います。日本はご存知かと思いますが、
           仕事の拘束時間が極端に長いのです。欧州では終業時間が来たら
           すぐに帰宅できますよね。それが不可能な場合が日本では多い・・・
リマニッチ監督: 日本人は働きすぎると、よく言われているね
      私  : その通りです。手伝いたくても手伝えない男性もいるでしょうし、
           家庭の仕事は女性の役割と考えている男性もいるかと思います。
           オランダと異なっていると感じた点でもありますね、このことは・・・
バウワー監督 : そうだね、オランダでは男性も女性も同じように子育てをするし、
           家庭の仕事をするよ
リマニッチ監督: クロアチアもそうだね、父親も家庭や子供や教育に関することは
           母親と同じようにするし、それが当然という考え方だが・・・
      私  : ええ、そうなのでしょうね。例を出すとわかりやすいと思うのですが、
           オランダで上の子を小学校に送り迎えしていたとき、朝・昼・夕方を
           問わずご主人の姿を見たこと、それも少なくない数・・・それに私は
           驚いた、ということです。朝はわかるのですが昼食時の12時ごろ、
           下校時も3時ごろに父親の姿を学校で見るということが、日本では
           まずありえないことなんです
posted by yuki at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | Let's speak up! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月30日

 Two Good Men! #3 Again Bushido

リマニッチ監督: こちらに来るようになってて感じたこと・・・、あくまでも自分の感じた
           ことだけれど、サムライの時代から随分と経っている、けれども、
           日本の人々は昔と変わらない部分も多いのかな?
バウワー監督 : そう!自分も同じことを感じたよ。その質問をしたかったのだが・・・
リマニッチ監督: 選手たちは本当に礼儀正しい。それは日本人の誇るべき部分でも
           あると思う。自分を監督として、敬ってくれているとよくわかる。ただ
           自分としては・・・コートの外に出たら、もっとフランクになってくれて
           もいいんだ。ジョークを言ったり、ハンド以外の話しをしたり・・・。
           自分は音楽も好きだし、芸術にも興味がある。異文化のことを知る
           ことにも関心がある、もっと色々な話しをしたいと思うときがあるね。
           ハンドをするときは私が監督、自分がルールであるかもしれない。
           けれども練習外では一人の人間、友人程度で接して欲しい、そう
           思うくらい、皆、礼儀正しいんだ           
      私  : ああ、おっしゃること、よくわかるような気がします・・・
           先程イビッツアさんが私に訊ねた武士道の答えに重なるのですが
           「武士道」・・・サムライ精神は多分日本人のDNAにあるんだと思う
           んです。(しばらく考えてから)・・・武士道は良くも悪くも日本人の
           精神面に深く関わっていると、私は思っています。(本を読んで
           いらっしゃらないバウワー監督に説明する形で)・・・主人の例で
           お伝えしますね。主人はオランダの研修先の上司に、こちらの
           職員として残ったらどうかと薦められていました。けれど・・・
バウワー監督 : 日本の会社に戻ったのですね
      私  : そうです。彼は日本の会社に恩がある。今まで勤めてきたこと、
           海外研修をさせてもらったこと。今辞めてその機関に勤めるという
           ことは、裏切り行為のように思ったのですね。せめて日本で後3年
           は働いてから、そう答えました。上司の方は「それは日本の武士道
           だね。ある意味、理想でもある。ただ理解はしがたい・・・」って苦笑
           していましたが・・・
バウワー監督 : うーん、なるほどね・・・
      私  : サムライ精神を知ることは、日本のスポーツ選手の精神面を理解
           するのに参考になるかと思って、最初にお会いしたときにイビッツア
           さんにお渡ししたんです。本の中にも出てくる「SAKURA」のこと、
           ご存知でしたね(リマニッチ監督に訳あって笑いかけました)
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2006年12月31日

 Two Good Men! #4 To Be Great Men!

バウワー監督 : 日本の人は変化を好まないのかな?
リマニッチ監督: 自分も関心があるね、その質問には・・・
      私  : (曖昧な微笑み)お二人にまた難しい質問されてしまいましたね。
           その変化を受け入れられる基盤が用意できていれば好まれる
           ものとして、反対派を払拭するくらいの力にはなると思います。
           ケースバイケースですね、きっと・・・           
リマニッチ監督: ハンドボール界はどうだと思う?
バウワー監督 : (大きく頷いて)日本のハンドボール界は変化しているのかな?
      私   : (ここぞとばかりに質問したお二人の顔が忘れられません・・・
            少しうろたえましたが、得意げな顔をしてきっぱり言いました)
           少なくとも、ここに「Great Men」が二人いらっしゃいますわ♪
リマニッチ監督: (そんなに笑うとは思ってもいなかったくらい、大笑い)
バウワー監督 : (同じく大笑い)
      私  : あら、私真剣に言っているんですけれど・・・
バウワー監督 : (笑いがおさまってから)いや、Greatは言いすぎだね、Goodで
           十分だよ
リマニッチ監督: (ひきつり笑いしながら)うんうん、Great Menという称号は将来
           オリンピックの出場権を得てから、呼んでもらうことにしよう
バウワー監督 : (相槌をうって笑いながら)そう、そういうことにしよう
      私  : では私はお二人をGreat Menと呼べるように、応援をしますね、
           約束です。今はTwo Good Menということで。(ふと思いついて)
           ・・・こういった会話も、公にしてよいのでしょうか?ご存知の通り、
           私は言葉の仕事をしていたので、ご本人の許可なく話しの内容を
           公表するのは抵抗があるのです
バウワー監督 : あ、さっき言っていたインターネット上で、のことだね?
      私  : はい。訳す言葉に関して私のことを信じていただけますか?
           言葉のニュアンスの違いが出ることはご存知だと思いますが・・・
バウワー監督 : 君のことは信頼しているよ。寧ろ、こういった興味深い会話を
           書いてくれることはありがたいね
リマニッチ監督: うん、我々のことを知ってもらうにも・・・それに書かれて困るような
           ことを何も言ってないからね(にっこり笑ってらっしゃいました)
      私  : ありがとうございます。では書かせていただきますね
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2007年02月08日

 Boys & Girls Be Ambitious!

 『すぽると!』をご覧になった方なら今日のタイトルがおわかりになると思います。Born in Japanの中で植松伸之介選手が登場されていました。スペイン・サッカーリーグで女性初の監督になられたという佐伯夕利子さんも登場なさっていらしたのに、「Boys Be Ambitious!」は少しいただけなかったように思います。それはさておき、まだこの目で見たこともお会いしたこともない植松選手が話しているのを拝見していると不思議な感じがし、テレビの前で「どうもどうも」って挨拶している、完全に変な人の私でした。

 −海外で何かを挑戦するということ−

 自分は高校のときに留学という形で海外に出ましたが、その当時のような恐いもの知らずの若い頃がいいのか、それなりの思慮や志があってからの歳がよいのか・・・それぞれに得るもの・失うものがあるので、何とも言いがたいところです。それよりも“その時”を逃さないことが大事だと思います。
 思ったよりも、海外に挑戦する機会は簡単には巡ってこないもの。そしてその時を逃すと、もしかしたら一生行くことができないかもしれない。時を逃さず、その時に抱いた自分の熱意を忘れないこと・・・。海外で暮らしていると、日本とは異なる様々な面で生じるストレスも勿論ありますし、想像がつかないことに遭遇することもあります。日々日々、結構なパワーがいるものなのですね。
 そういった力は、自分自身を振り返ったときに自然に出てくるものでもあるし、様々な人との関わり合いで得られるものでもある、と私は思っています。今はネットという安価で海外間の話しができるという便利な手段がありますから、日本にいる大切な人と関わることも当然のようにできます(何度も書いていますが私の留学時代はアナログ世界でした)。また、現地で出会う人たちとの関わりも、大きな力になってくれるはずです。

 最後に・・・私は挑戦した人間なので、否定的なことはあまり書きたくないのですが、それでも敢えてひとつだけ。自分で「こうであるんだろうな」という想像的な夢を描かずに、自分でできることを確実にしていきながら挑戦して欲しいと思います。自分の目で見ず歩かずで勝手に想像して、さも知っているかのように他の人に意見を求めたり、どうにかして欲しいと訴えるのは、どうかと思います。自分の人生を左右する決断になるのだから、行きたいのなら自身で調べ、できる限りのことをしてから他の方々に協力を求めてください。協力を求められる側も、そういう部分をしっかりと見ているのですから・・・。

 多かれ少なかれ、得るものも失うものも両方あるんです・・・忘れないでください。
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2007年09月22日

 Some Way Out

 中東の笛に対する案として、自分の考えられる限りで書き綴ります。

@ 五輪予選の開催方式にホーム&アウェイを提案されている記事を読みましたが、五輪予選の開催はAHF*の規定に基づくものとされ、審判の選定もAHFの権限になっているので、意味を成さないように思います。ホーム&アウェイ方式が導入(それもAHFが受け入れるとは到底思えない)されたとしても、審判任命権はAHFの技術団にあり、笛を避けることは無理でしょう。
 
A 以前こちらや他の方のコメントに残したこともありますが・・・韓国・中国・日本が結託して行動を起こすことが、ひとつ。東アジア連盟の設立ですね。ひと枠しかない五輪の出場権は、西アジア代表と東アジア代表を決定した後、どちらの手も及ばない第3大陸で、その大陸の国際審判員の笛の元、決戦を行うという形をとればよいと思います。

B EHF*に一時的に加わるのも、ひとつ。現在イスラエルもEHFに加盟しています。できるなら、私はこの方法が一番だと思います。理由は色々とあるのですが、ありすぎるのでいずれ・・・。

C AHFに所属する以外の方法がない場合。五輪や世界選手権のような世界レベルの大会でに的を絞るなら、大陸予選のみ、別大陸に参加させてもらうのも、ひとつ。「クウェートが今までの件で何の制裁を受けることもないのであれば、いっそクウェートはIHFシードにして出場権ひと枠もらってしまえばいい」という意見(決して笛を認めているわけではありません、皮肉です)を聞いたことがありますが、それに近い案です。中東の笛は中東同士の試合で思う存分吹いてもらえばいい、こちらに害を及ぼすな、当事者同士でお願いします、と。
  90年代後半、女子バレーで実際にあったお話し。欧州予選で上位入賞できなかったため、優勝できず、さらに五輪予選も兼ねたワールドカップの出場権を逃したロシアが、世界最終予選を待たずに何故かアフリカ大陸予選にまわって優勝、アフリカ代表枠で五輪出場権を得ました。(この例は一概にいいとは言えませんが)スポーツの世界にも色々な例外はあります。

D 国際スポーツ仲裁裁判所(通称ICAS=International Court of Arbitration for Sport)に訴えるのもひとつ・・・と書きたいところなのですが、ICASについて詳細に渡っての理解をまだしていないので、ここに記すときにためらいました。けれども、国際間の問題ですし、訴えるとしたらこちらになると思います。
  参考として、こちらの『スポーツにおける仲裁とその発展−世界との関係、またその歴史−』内でオリンピック等の代表資格について綴られています。ある選手が自国の協会の代表認定を不服として訴えを起こすなどの場合は、国内機関である日本スポーツ仲裁機構がある、という捉え方を私はしました。国際間の代表資格の仲裁については触れられていません。
  ここで強調しておきたいのは、スポーツ全体の仲裁裁判所に訴えを起こす前に、何よりもハンドボール界の中で解決を試みることが先決、だということ。今年12月にIHF*に現状を訴えることはメディアでも報じられていますが、まずはそこからだと思います。(9月23日追記)

 一個人が思いつくまま書いているという点、ご了承ください。
 (*AHF=アジア、EHF=ヨーロッパ、IHF=国際、のハンドボール連盟)

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2008年01月14日

 『アジアの正常化』

 今までになく、ものすごい過熱ぶりで、ハンドボールがマスコミに取り上げ
られています。今までのことについて、色々なことを書きたい気持ちはあり
ますが、今日はタイトルの通りアジアの正常化について、自分の思うところ
を書きます。

 アジアの正常化を願う・・・アナウンサーのコメントとして耳にしているのです
が、中東の国々の方々(「方々」はアジアハンドボール連盟、以下AHF、の
幹部という意味で使います)には、今までが『正常』であり中東の笛に関しても、
何の罪の意識すら感じていないと思います。もしも何かを感じているとしたら
「勝つために自分の国を有利にして何が悪いのか」、程度だと思います。

 AHFから東アジアが袂をわかつとしたら、東西に分かれることは分裂や紛争
という言葉のイメージのような敵対関係からくる挑戦的なものでは決してなく、
もはやそうせざるを得ない、やむを得ない状況、もっと言うならば「西アジアに
『正常化』の道を歩んでもらうために」という理由と捉えるべきだと思います。
 アジアがわかれ、中東の中でどのようになっていくのかは想像がつきません
が、西アジアの国同士で戦わなくてはならないとき、不正を行うことは難しいの
ではないか、と希望的観測ながら思っています。
 
 「勝てれば(何をしても=審判が不正を行っても)いい」
 それに近い考えを持つ方々と、正常化の道を進むことは不可能に近い。
 恐らくAHF幹部にとっては、今回の再試合こそが「おかしい」「正常ではない」
のですから・・・。

 今スポーツの倫理観を説いても、AHFの幹部の方々には全く意味のなさない
こと・・・ならば、一度東西にわかれ、それぞれが別々の道を歩んでいくことが
ベストなのだと、私は思います。
 いつか、今が過去になったとき、西アジアの中で不正を認める、もしくは正しく
この事態を認識してくれる人たちが、きっと出てくることでしょう。

 そのときに再び、東西で歩み寄ればよいのではないでしょうか。
posted by yuki at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Let's speak up! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月22日

 Real Power

 イランのイスファハンで開催のアジア選手権男子ハンドボール、日本
チームは予選ラウンドの試合を終えました。大会は決勝トーナメント、
順位決定戦とまだ続いていますが、予選ラウンドの結果、日本は決勝
トーナメントへ進出はならず、世界選手権の出場権を得る条件はこの
大会の3位以内の入賞のみですから、来年の世界選手権へ参加する
ことはできません。

 日本はカタールに対し32-31で破れましたが、たとえカタールに勝利
していたとしても、サウジアラビアがグループB・最下位のUAEと最後の
試合を残していたことから、得失点差で日本がサウジアラビアを上回る
ことはなかったかもしれません。つまり同勝同敗同分でサウジアラビア
と並んだとしても、得失点差で3位になっていた可能性があるということ
です。

 カタール戦の前に話しを戻すと、日本は得失点差でサウジアラビアに
7点勝っていました。

 サウジアラビア対UAEの得点差 < 日本対カタール得点差+7
 (いずれもサウジアラビア、日本が勝った場合の得点差)

であれば、日本が2位になっていたということになります。
 この時点で日本が決勝トーナメントに進むのは難しいと、私自身は
感じていました。そして、また色々な憶測が流れるのだろう、と。

 カタールが勝った場合は、中東の笛が吹かれたのではないだろうか

 UAEが信じられないくらいの点差でサウジアラビアに負け、サウジの
2位が決まったら、試合が操作されていたのではないだろうか・・・

 UAEがとにかく全力で戦って、サウジに大差で負けたとしても、日本
を応援する(今までを知る)人には、その試合が日本との得失点差の
ために操作されたものではないかという考えがよぎるかもしれません。

 私は試合の全てをこの目で見ていない以上、たとえイランに出向いた
人の目に映った情報がこの耳に入ってきたとしても、心から信頼する人
の言葉でない限り、耳を傾けることはないでしょう。
 
 ただ少なくとも、今大会はIHFの管轄で行われた。それは事実ですし
日本が同点で終えた、僅差で負けた、それも結果です。

 私が直感的に感じていることはひとつだけ・・・

 「この大会で日本には『本当の強さ』が足りなかった」



 先日ジョンバと久しぶりに話しをしました。
 ジョンバは05/06のシーズンにシウダー・レアルに所属していて、
欧州チャンピオンズリーグで優勝しました。彼はそのときのことを

 「本当に大変だったんだ・・・」

と頭を左右に振りながら、答えました。彼と私はその前に、中東の笛
について話しをしていたところでした(このことについては、別の機会
に詳しく記そうと思います)。

 「本当に強くなくちゃいけない。本当の強さを持ってないとね」 

 チャンピオンズリーグのことを振り返りながら、対戦した相手チーム
との出来事のいくつかを私に話してくれました。それらは、どこの世界
にもあるだろう、勝負にこだわる故の「計算高さ」であったり「腹黒さ」。
ホームコート・アドバンテージと表現するにはその範疇を超えている
ようなそれらの出来事を、私は肯定することはできません。
 けれども、それらの状況をものともしない・・・彼の言う「本当の強さ」。
それは勝つために絶対に必要なものなのだと思います。

 ジョンバの言葉には、重みがあります。
 国でもクラブでも、世界一を競うところで戦い抜いている人だから・・・
 
 彼の別れ際の言葉です。

 「5月にクロアチアで。楽しみにしてるよ」

 世界最終予選には、圧倒的な強さを備えて、クロアチアとの試合に
臨んで欲しい。そうでなければ、彼らに勝つ余地はないでしょう。
posted by yuki at 19:08 | TrackBack(0) | Let's speak up! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月01日

 『スポーツマンとして』

 バーレーンが大会期間中に順位決定戦を放棄してまで途中帰国した
抗議の理由は先日記した内容だけではなかったようです。最終順位の
変更だけが抗議の理由とは思えず(規定通りということで、そこまでの
抗議をするとは思えなかった)、腑に落ちない部分がありました。調べて
みたところ、想像通り事態はもっと深刻なものでした。

 『クウェート対イラン』の試合前に遡ります。既にバーレーンは予選の
全4試合を終えていました。3勝1敗、1敗はクウェートに対してです。
 ここからクウェート対イランの試合結果について場合分けをします。

 - イランが敗北・もしくは同点 → 1位:クウェート・2位:バーレーン
 - イランが勝利 
   → クウェート・イラン・バーレーンの3チームが同勝同敗で並ぶ 
   → 該当3チームの得失点差に委ねられる
      - イランが1点差で勝利 → ク+1 イ0 バ-1
      - イランが2点差で勝利 → イ+1 ク0 バ-1
      - イランが3点差で勝利 → イ+2 ク-1 バ-1
      - イランが4点差以上で勝利 → イ+3 バ-1 ク-2

 プレーも政治力も力関係はクウェートがイランより完全に上の場合、

 @クウェートとイランが準決勝に進む
 Aクウェートが準決勝で韓国と当たらない

この2つの条件を兼ねるには、ハイライトした部分のようにイランが
クウェートに1点差で勝つという結果のみが必要だったわけです。
 実際に、このクウェート対イラン戦は、残り6分の時点で31-25と
いう経過でしたが、その後6分で3-10という展開、最終的に34-35
でクウェートが負けました。まさに1点差という結果でした。
 ここまで知ったときに、私自身はバーレーンがクウェートに勝って
いたら問題がなかったのでは、と思ったのですが、そのバーレーン
対クウェートの試合の審判はイランペアだったということです。普通
に考えると、グループ内で同国の審判は使わない配慮をするように
思うのですが・・・。そこまで突き詰めてからIHFが管轄した大会でも
施しようのないものがあるのだと感じるようになりました。

  IHFが管轄できるのは、大会運営。心までは管轄できない。
  選手・関係者たちがスポーツマンとして試合に臨まない以上、
  そのスポーツはもはやスポーツではなくなってしまう・・・

 勿論、最後まで韓国が勝ち抜いたような『圧倒的な力』は必要だと
思ってもいます。
 力をつけること、強くなること。
 そのことのみが、あらゆる不正に対して勝つ唯一の手段なのかも
しれません。ただし、その力も強さもスポーツマンとして誇りあるべき
姿の上で。

 私自身はこれらの試合を見ていません。前記した内容も書くべき
かどうか迷いました、以前自分が記した内容と矛盾する部分もあり
ますから。けれども、こういう抗議の事実があるということは、ここに
記しておくべきだと思いました。

 最後に、バーレーンの監督のコメントをそのまま記載します。

 “What we saw is not sport.
 If those players did not feel bad about what they did,
 then I think that they are not good sportsmen.”

 「我々が(アジア選手権で)みたものは、スポーツではない。
  (不正を行った)選手たちが自責の念に駆られることがないのだと
  したら、彼らは真のスポーツマンではないと、私は思う」
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