2008年04月01日

 Lufthansa Final 4

 3月28・29日、ドイツ・ポカールの準決勝と決勝の試合が行われた。これらの
試合は特に『ルフトハンザ・ファイナル4』と呼ばれ、ドイツ・ルフトハンザ航空が
メインスポンサーとなり開催される。

 HSVハンブルグに所属するユン・キュンシン選手は、高いモチベーションでこの
大会に臨んでいた。

 「このタイトル獲得は、自分にとって本当に重要なものだった」
 
 12年間ドイツでプレーしているユン選手でも、未だドイツ国内のタイトルを獲得
したことはない。現在リーグ内順位は3位で優勝が難しくなっている今、この大会
の優勝は今季を最後に韓国へ帰国する彼にとって最後のチャンスでもあった。

 「DHB(=この大会)を勝ちたかった・・・ドイツのタイトルをかけた最後の機会、
  この試合は、自分にとっての*フェアウェルゲームのようなものだった」

 前半でユン選手は9点をあげる活躍し、1点リードで後半戦を迎えた。
 後半のキールはカラバティッチ選手を中心とした速い攻撃を展開、オメイヤー
選手の素晴らしいキーピングから、すぐにハンブルグに追いつき逆転。40分台
後半からの3点差を、最後までハンブルグは埋めることができなかった。

 「チームは怪我で数名の選手がプレーできず、力が足りなかった。 
  自分自身も、最後は非常に疲労がたまってきていた・・・」

 ルフトハンザ・ファイナル4においてプレスの選ぶ最優秀選手賞を獲得したのは
優勝したキールのカラバティッチ選手ではなくユン選手だった。決勝前半の彼は
気迫もさることながら、ため息の出るプレーで観衆を魅了させた。

 HSVハンブルグは今週末、チャンピオンズリーグの準決勝を戦う。対戦相手は
シウダッド・レアル、6日にアウェイ、翌週11日にホームの試合。ヨーロッパクラブ
王者のタイトルに挑む。

 *フェアウェルゲーム = 『さよなら試合』、ドイツのタイトルをかけた最後の、
                 特別な意味を持つ(自分への壮行)試合、の意。
posted by yuki at 09:26 | TrackBack(0) | Handball - EU | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月03日

 "Crazy, huze, fantastic"

 「興奮に包まれていて・・・ スケールが大きくて・・・最高だった!」
 
 ニコラ・カラバティッチ選手(以下、ニコ)は先週末に行われたルフトハンザ・
ファイナル4を終えて、この大会をこう表現した。

 試合会場はHSVハンブルグのホームコートでもあるカラーライン・アリーナ。
 HSVハンブルグが残ったからではなく、毎年ここが会場と決まっている。
 13800名を収容できるこの会場は、ほぼ満員の人々で埋め尽くされていた。
 
 「4分の1が黄色、4分の1が青、4分の1が赤、そして白と黒」

 準決勝に残った4チームのサポーターが身にまとったチームカラーは、会場を
くっきりとわけていた。黄色はラインネッカー、青はハンブルグ、赤はノードホルン、
白と黒はキール。ニコもすぐに気付いたようだ。

 「決勝ではハンブルグとキールから、さらに多くのサポーターが会場に足を運ん
でくれていたと思う、素晴らしかったよ!」

 優勝を決めた晩、スケジュールに入っていたアディダスのイベントに参加して
すぐに、チームの祝賀パーティに合流した彼は、こう付け加えた。

 「今はしばしお楽しみの時間、だけど明日から再びハンドボールに集中する。
だからチャンピオンズリーグの話しはしないで。今日はただ、ドイツ・カップの
優勝者でいたいんだ」
posted by yuki at 17:15 | TrackBack(0) | Handball - EU | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月07日

 Iran vs Kuwait

 以前、こちらで話題にしたクウェート対イランの試合(2008年2月アジア選手権、
2009年の世界選手権アジア予選)の動画がYouTubeにアップされていました。
試合終了数分前からのプレーを見ることができます。

 関心のある方はご覧になってみてください。こちらです。

 正々堂々とした勝負なのかもしれません。
 そうじゃないのかもしれません。

 プレーはこの目で見ることができても、その心を見ることまで誰にもできず・・・
 何が真実なのかは、本人のみぞ知るところなのでしょう。
posted by yuki at 22:17 | TrackBack(0) | Competitions in Asia | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月17日

 EHF-CL 07/08 Final #1

 準決勝の詳しい日程を記すとしながら、もう決勝・・・。

 シウダッド・レアル 対 キール

第1戦 シウダッドのホーム 
     5月4日19時(日本時間5日2時)開始

第2戦 キールのホーム
     5月11日18時(日本時間12日1時)開始

 15日の抽選で決まりました。
 第2戦にホームのチームが断然有利なのですが、この抽選が
どう結果に影響するでしょう。昨シーズン決勝もキールが第2戦
のホームの権利を得ていました。

 怪我で欠場中のペロ(ペーター・メトリチッチ:クロアチアの主将)
も出場を大前提にしているとのことです、大丈夫かな・・・。

 ニコ(ニコラ・カラバティッチ)も少し負傷を抱えたようです。

 同月末には、北京五輪最終予選を控える選手たちが両チームに
数名所属しています。白熱した試合に怪我がついてまわってしまう
ものですが、くれぐれも大きなものにならないよう・・・Good luck!

追記:Semi Finalのときに書こうと思っていたことですが、今季は
メインラウンドが導入され、準決勝、決勝という流れになっています。
昨シーズンはメインラウンドがなく、グループマッチから通過できる
のが(4グループ×上位2チーム)の8、その後、準々決勝、準決勝、
決勝という仕組みでした。今年は五輪の関係もあって、昨シーズン
とは試合形式に大幅な変更がありました。
 チャンピオンズリーグは年毎にレギュレーションが発表されます。
来季はどのような仕組みになるのかは、新しい規定が出てからで
ないとわかりません。しかし少なくとも言えることは、EHFはマーケ
ティングに力を入れており、そのニーズに合わせて年毎に柔軟に
変化しているということです。
posted by yuki at 00:16| EHF Champions League | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月21日

 EHF-CL 07/08 Final #2

 記事の最後にシウダッド・レアルに登録されている選手を記します。
 登録19名中14名が5月末に行われる世界最終予選に参加予定国
の出身、デンマーク出身の1名のみが北京五輪出場権を得ています。

 その点で考えると、準決勝でシウダッドレアルに敗れたハンブルグは
五輪出場権を得た国の出身選手が非常に多いです。ドイツ出身選手が
チームの過半数ということもありますが、欧州代表のデンマーク出身で
あるリンドバーグ選手に、アジア代表で韓国出身のユン選手、アメリカ
大陸代表でブラジル出身のソウジャ選手。他の選手もスイス出身の
1名を除いては最終予選に臨む国の代表ばかりです。

 トヨタ・ブンデスリーガは5月第3週まで、オールスターゲームが19日
に催され、今季の幕を閉じます。ブンデスで戦うフランス出身の選手は
最終予選の(早くて)約10日前にナショナルチームに合流します。
 スペインリーグはチャンピオンズリーグを戦うシウダッド以外、5月の
2週で最終節を終えるので、スペインチームの最終予選への準備期間
は約2週間という計算になります。

~ Ciudad Real Spain ~

Davis Camara David (ESP)
Dinart Didier (FRA)
Enterrios R. Alberto (ESP)
Garcia Parrondo Roberto (ESP)
Hjermind Christian (DEN)
Hombrados Ibanez Jose Javier (ESP)
Kallman Jonas (SWE)
Laen Torsten (DEN)
Masachs Gelma Josep (ESP)
Metlicic Peter (CRO)
Morros de Argila Viran (ESP)
Munoz Villanueva (ESP)
Pajovic Ales (SLO)
Rodriguez Vaquero Jose Maria (ESP)
Rutenka Siarhei (SLO)
Stefansson Olafur (ISL)
Sterbik Arpad (SRB)
Urios Fonseca Roland (ESP)
Zorman Uros (SLO)
posted by yuki at 17:58| Comment(0) | TrackBack(0) | EHF Champions League | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月24日

 Giving Away My Secrets To ... #9

 ギルが1週間のほとんどを休んだ翌週は、ランチタイムで毎日彼を見かけた。
 その木曜日、ランチ後の5時限めに向かう出入り口でギルが私の名前を叫んだ。

 「ゆき!話しがあるんだ。放課後、ESLの教室に来れるかい?」

 ESLはEnglish as Second Languageの略で『第2言語としての英語』、つまり
英語を母国語としない生徒たち…移民や私のような留学生が学ぶ英語のことで、私も
Masaも普段の英語の授業とは別にESLも選択していた。ギルは既にESLの必要の
ない生徒だったけれど、その教室にはときどき顔を出していた。

 「了解!」

 多分、サッカーの大会のことだろう。ギルのプレーを見ることができるかな。Nくんに
報告できるなあ。そう考えただけで嬉しくて放課後が待ち通しかった。

 私がESLの教室に近付いたとき、ドアの前ではMasaがギルと立ち話しをしていた。
2人が親しげに話す仲だと知らなかった私は少し驚いたけれど、何となく嬉しかった。
Masaはギルと私がここで会う約束をしていたのを知っていたようで、「インドアの心配
しなくていいぞ。遅れるって伝えておく」と英語で言って去っていった。
 
 私が首を傾げると、ギルは困ったように微笑んで話し始めた。

 「ごめん、ゆき」
 「なにが?」

 嫌な予感がした、鏡を見るような気持ちだった。話したくないことを話すとき、私がする
のと全く同じ表情をギルがしたのだ。

 「明日が最後なんだ、学校に来るの」
 
 意味がわからなかった。言葉を失っている私に彼は話し続けた。

 「学校に来るのは明日が最後になるんだ。韓国に戻ってサッカーをすることに決めた。
  韓国でナショナルチームのセレクションを受けることにしたんだ。アメリカより韓国の
  方がサッカーは強いって知ってるよね。ソウル五輪が終わったこの時期だから・・・」

 ギルは前の年の87年、U17のワールドカップ・アメリカ代表の一員だった。韓国チーム
から将来有望な選手として声がかかってもおかしくない。

 「…先週話したとき、わかっていたのね?何か話そうとして止めたのは、このことだった?」

 日本語からの変換作業抜きで英語を口にしたのは、そのときが初めてだった。
 自分でも驚くほど言葉が勝手にすらすら出てきて、感情が先走っているのがわかった。

 「うん、ゆきは気付いたか」
 「なんで、もっと早く話してくれなかったの?」
 「言えなかったんだ」
 
 ギルは私の言葉を待っていた。空白の・・・とてもとても、長い時間だった。
posted by yuki at 23:11| Memoirs | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月26日

 Giving Away My Secrets To ... #10

 「今度の試合は、韓国で、なのね」

 作り笑いをしながら精一杯伝えた。まだ言いたいことはたくさんある。でもそれらの言葉は
悲しくなるから言えない。

 「韓国の住所を、教えてくれる?」

 言葉を足すと、彼は頷いた。
 
 「明日、もう一度ここで会おう。そのときに住所を渡すから」
 「・・・了解、ありがとう」
 
 "Yuki, take it easy!"
 ギルは別れ際、いつもと同じ言葉を口にしていた。

 インドアの練習を見に行くとMasaが目で合図をした。学校内のランニング練習の途中休憩で
近付いて話しかけた。ルールを破って日本語を使った。

 「知ってた?ギルのこと」
 「うん」
 「韓国に戻ること、知ってたの?」
 「ああ、そっちの意味でか。一昨日聞いたばかりだよ。ゆきと知り合いだっていうのもそのとき
  知った。ギルってつい最近、戻ってきたばかりだよね、ゆきはどうしてギルを知ってるの?」
 「Nくんと彼が知り合いだったの、5年前、親友だったみたい」
 「なるほどね、そういうことか・・・練習終わってから話そう。少し落ち着いたほうがいい」

 話しの途中に休憩終わりの合図がかかっていて、ちょうどきりがよく彼は話しを止めた。
 ギルから聞いたばかりで、いつもになく動揺して話す私をMasaは察していた。

 
 練習終了後、カフェテリアでMasaを待っていると様々なことが思い出された。
 そういえば、ここでギルと初めて会ったっけ。ピザを注文してくれたっけ。
 
 涙ぐみそうになるのを必死でこらえていたとき、待ち人が来た。

 「ごめんね、さっき日本語使って」
 「ん。今は自分も日本語使う」
 「うん・・・」
 「ゆきさ、英語、自信持って話した方がいいよ。大きな声で、はっきりと。恥ずかしがる
  のは損だよ。それから、話さなくちゃ、相手には伝わらない」

 Nくんが言っていたことと似ている、そう思いながら聞いていた。

 「ここにいることができる時間は限られたものだってわかってるよね?
  自分の留学期間は残り4ヶ月をきってる。やれることやって、できる限り楽しい日々を
  送っていかなくちゃって思ってる。どんどん時間が過ぎていくこと、わかっていると思う
  けど、意識したほうがいい」
 「うん・・・」  
 「・・・ギルのことだけど」

 私は頷いた。

 「ブラジルからだっけ?戻ってきたとき、友達が紹介してくれた。ずっと挨拶程度だった
  けど、一昨日ギルから話しかけてきたんだ、韓国に帰るって。そのときにゆきのことを
  話題にしたよ、彼女のこと頼むってね」
 「Nくんが私のことを手紙に書いて送ったから・・・」
 「うん、事情はわかった。心配してるんだろうな、ギル。気持ちはわかるよ、友達から
  頼まれていたんだったらなおさらね。ゆきはときどき、大丈夫かって思うとき、ある
  からなあ」
 「・・・うん?そういう風に見える?」
 「いい意味で一生懸命、悪い意味で無理してる・・・そんな感じかな」

 Masaは、話しの最後に念を押すように言った。
 
 「残りの留学期間、お互い悔いのないように過ごそう」
 「うん・・・ありがと、ほんと、ありがと。助けてもらってばかりだね、Masaに」
 「いや、こっちも助かってるとこ、あるからね」

 意味ありげにMasaは笑った(その真意は4ヵ月後、Masaの口から聞くことになる)。
 Masaと話したことで私は、今抱えている悔いが今後残らないように、きちんとギルと
話しをしようと心に決めることができた。

 
 翌日の放課後、ESLの教室で彼に会った。

 Nくんとの出会い。彼の近況。サッカーのこと。ギルのサッカーを見たかったこと。
 ギルの存在が嬉しかったこと。もっと同じ時間をここで過ごしたかったこと。

 思ってることを全て、泣かないで話した。ギルは微笑んで頷きながら聞いていた。

 「怪我しないでね。韓国で・・・幸運を祈ってる。連絡とりあおうね」
 「できる限り・・・と言いたいけど、筆不精なんだ。Yがよく知ってる。でも手紙書くよ」

 ESLの教室を出て、ちょうど1週間前にギルと話した玄関まで、歩いてきた。
 "Give me a hug"と手を広げた彼に、"Of course"とためらいなく答えた。

 『ブラジル、アメリカ、韓国・・・ギルにとって世界は狭いんだね。私も負けないね』

 心の中で、彼に呟いた。
 ギルとの突然の別れは、この後の私を少しずつ、でも確実に強くしていった。
posted by yuki at 01:37| Memoirs | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月27日

 Giving Away My Secrets To ... #11

 日々が過ぎ、インドア・トラックのシーズンは終盤に差し掛かっていた。

 同じ学年のKennyとPaulとMasa、1つ年上のMark、この4人は2マイル・リレーの
選手だった。Masa以外の3人は前シーズンにクロスカントリーをこなしていたせいか、
調子があがっていた。Masaは運動神経万能で4人の中でMarkの次に速い。Markは
個人でクロスカントリーやインドアでも地区大会に入賞する優秀な選手だった。

 ある週末、恒例のMeet(=大会)があった。いつものMeetよりバスに揺られる時間が
長く、会場もかなり大きいインドアホールに着いた。雰囲気が違うので、Masaに言った。 
 
 「ここ大きいね〜」
 「・・・やっぱりわかっていないような・・・地区大会だよ、今日。勝てば州大会にいける」
 
苦笑しながら説明してくれた。私が「え?そうなの???」と答えるのを見て、他の子たち
に「うわ、ゆき、今知ったみたいだぞ」と言って笑わしていた。

 「しっかり応援しろよー。勝ったら『州』大会だぞー。ラップタイム、取らなくていいから」

 KennyとPaulがリレーが始まる直前、ライン際に立つ私に話しかけてきた。

 「あ、私は応援しながらラップタイムをとる『優秀な』マネージャーですから」

 強調して言い返したけれど、「地区大会だって知らなかったくせに」と頭をつつかれた。

 Kennyがスタートで、次にPaulが、3番目にMasa、アンカーはMarkだった。
 Kennyは3位にほぼ並ぶ4位でPaulに繋いだ。Paulは3位の走者を抜いて、Masaに
バトンを渡し、Masaは1位の走者に近付いていた。最後にバトンを託されたMarkはすぐ
にトップを抜き、1位でゴールした。スローモーションのように4人が抱き合うのが見えた。
 私はめちゃくちゃに叫んで(日本語だった・・・)応援しながらも、右手はしっかりストップ
ウォッチのボタンを押して記録をとっていた。ラップタイムを計算すると「んー最高!!」と
思わず叫んでいた、4人とも今までで一番の記録を出している。4人はみんなに祝福され
ながら表彰式に参加していた。

 帰りのバスの中、ラップタイムを先生が読み上げると背後に座っていたKennyが私の
頭をなでた。「優秀なマネージャーです」と笑って、先生に向かって叫んだ。

 「州大会、ゆきも連れて行ける?」
 「僕からもお願いしまーす。今度はちゃんと『州』大会ってわかってると思うし」

 Masaも席から叫んでいた。みんながどっと笑い、先生は「連れて行くつもりだったよ」と
言ってくれた。先生は留学生の私が1度きりしかこのシーズンを過ごせないことを知って
いるから、同行させてくれるつもりでいたのだと思う。彼らが先生に訊ねたのは、州大会は
出場資格のある選手だけが行くことになっているからだった。


 その10日後くらいだった。州大会は平日で、2時限目の授業途中から学校を抜けた。
 州大会へ向かったのは2マイル・リレーの4人(Markは個人で中距離走も)と長距離走
で入賞したKevin、先生と私の7人だった。今までインドアのメンバーみんなで乗っていた
大型スクールバスとは違う、小さなスクールバスだった。

 会場は地区大会よりもさらに大きくて、アメリカって何でこんなに大きいんだろうって感心
するばかりだった。インドアホールにトラックがあり、その中にフィールド種目ができる場所
があって・・・ただただ規模が違う。私って小さいのね、って妙に納得して苦笑してしまった。

 さすがに州大会になると、4人のリレー・Markの中距離・Kevinの長距離も予選で敗退
した。けれど・・・行き帰りの長い時間の移動の中、Masaと私でKennyやPaulに日本の
ことを話したり、待ち時間に6人で小さなゴムボールを使ってサッカーをしたり、それぞれの
種目でみんなの応援をしたり・・・ちょっとしたことばかりだけれど、大会そのものより鮮明な
記憶として残っている。あのとき一緒にいた5人は特別な友達だった。Masaは当然だけど、
他の4人とは1年間を通じて同じ部活動を選んでいて、共にいる時間が長かった。放課後に
顔を合わせるのが普通になっていて、誰かが欠けるとすぐにわかる。
 
 州大会の終わりは、インドア・トラックのシーズンの終わりでもあり、めぐりくる季節は春。

 Masaとの別れも近づいていた。
posted by yuki at 00:00| Memoirs | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月28日

 Bleeding Love

 愛用のi-podが見当たらず(そういえば年末に失くしたって言ってた子がいたっけ・・・)、
ここ数日は運転中にFMラジオをつけていた。

 つけているのは数分の移動の間だけなのだが、偶然にも同じ曲を耳にする。今流行り
の曲なのだろう。歌詞を拾っていたらメロディーラインも心に残って、DJが最後に告げた
曲名を覚えた。が・・・歳のせいなのか、あっという間に曲名を忘れてしまった。

 さびの部分がそのまま曲名だったような気がして、家で検索をかけてみる。と、すぐに
ヒットした。

 この曲の中には、某選手(生粋の日本人)がよく私に投げかける言葉がそのまま英語
になっている。うーん、歌にもなって流れてるよ、って思わず笑ってしまった。ただしこの
曲はラブソングで、その選手が意味するところとは全く違うのだけれど。

 "But I don't care what they say 
    I'm in love with you"

 「自分は周りがなんと言おうと気にしませんから
 
 その後に続く言葉は私への叱咤激励・・・どちらかと言うといつも怒られてしまう。
 今日はちょっと嫌味をこめて、歌詞の続きも余計だけどくっつけておいた。
 次に私に同じこと言うときは、英語で言ってみよう!>身に覚えがある方

 Bleeding Love ・・・ 歌詞の持つ意味と同じように躍動的な曲
posted by yuki at 10:28| Comment(0) | TrackBack(0) | & Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月29日

 EHF-CL 07/08 Final #3 1/3 

 欧州チャンピオンズリーグのトップページ、左上の動画が更新されました。
決勝に向けて2チームの選手へのインタビューが入っています。とり急ぎ言葉を
拾って訳したものなので間違いもあるかもしれませんが、以下に記します。
 

 Did you expect to get this far this year?
 今年、ここまで来れると思っていましたか?

  = Jonas Kallman, Ciudad Real =
   Of course, in the begining of this season,
   we talked about the Champions and Spanish League.
   We have a good team and we know that we can play good,  
   when we can play good, we play really good. And
   of course we had some goals in the begining of the season,
   and one goal, of course,
   was to go to the final in the Champions League.

   もちろんです。シーズンの初めに、チャンピオンズリーグとスペイン
   リーグについて打ち合わせていましたから。
   シウダッドは素晴らしいチームだし、素晴らしいプレーができれば
   最高に強いチーム。シーズン初めにいくつか目標をかがげていた、
   そのうちのひとつは勿論チャンピオンズリーグの決勝出場でした。

  = Dominik Klein
, Kiel =
   I am sure because we were last year the champions
   of this Champions League. And now we reached to finals 
   and we want to win against Ciudad Real.
   もちろん。去年このチャンピオンズリーグを優勝したチームとしては。今
   決勝へ辿り着いたからにはシウダッドレアルに勝ちたいと思っています。

 

 Can you still improve for the last and decisive matches?
 最後の決戦までに、チームはまだ調子を上げていけますか?


  = Dominik Klein, Kiel =
   The half finals against Barcelona were our top. So...but
   for the finals, we have to win and we have to play 100%. 
   And so, we will see.
   準決勝の対バルセロナは最高潮でした。
   決勝は勝たなくてはいけないし、100%の力を出し切らないと 
   いけない・・・やってみないとわからないです。


  = Jonas Kallman
, Ciudad Real =
   Yes we still have to improve. Which team we are going to meet,
   if it's Kiel or if it's Barcelona, for me, it doesn't matter.
   We must improve and we must play even better in the final
   if we want to win.
   そうでなくてはいけないと思います、対戦するのがキールであろうと
   バルセロナであろうと自分にとっては関係ありません。さらに向上し、より
   良いプレーを目指さなくてはいけないと思います、決勝で勝つためには。
posted by yuki at 00:00| EHF Champions League | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月30日

 EHF-CL 07/08 Final #3 2/3

 Do you have energy reserves left?
 
(決勝にむけ戦う)力を保持していますか?

  = Viran Morros, Ciudad Real =
   I think that everybody is very tired when comes the time
   for final. I think people get energy from whoever you can
   get it, so we gonna try to come in the good great performance
   and do good game.
 
  決勝の時期になると、みんなかなり疲れてきていますね。
   力を得ようと思えば、誰からでもそれは可能だと思いますので・・・
   素晴らしいパフォーマンスと見ごたえのある試合になるよう、
   頑張ります。

  = Nikola Karabatic, Kiel =
   European Champions League are very hard with plans
   we play a lot of games and we are very very tired, a lot of 
   real injuries, too... so I hope, I could play, I can play in final
   without any injuries, that would be great.
   ヨーロッパ・チャンピオンズリーグは過密なスケジュールで、多くの試合を
   こなすので我々も疲労が相当たまってきています。深刻な怪我人も多い
   ですし・・・。自分としては、決勝に怪我がない状態でいられることを望んで
   います・・・そうであれば良いですね。


 Do you prefer playing in the atmosphere of Spanish or the
 Germany arenas?
 スペインの雰囲気とドイツのアリーナ、どちらでのプレーを好みますか?

  = Jonas Kallman, Ciudad Real @Hamburg =
   I like to come here to German to play. Because everytime it's
   full and they have good arena. It's unbelievable atmosphere
   it's really really.. in that case I prefer Germany, but Spain
   also have for the things really good. They have not so good
   arena but they also have a really really good audience.
   ドイツがいいですね。毎回満員で、アリーナは素晴らしい。異空間の
   ような・・・本当にすごいです。こういう点ではドイツを好みますが
   スペインにも良い点はありますよ。アリーナは良いとは言えませんが、
   観客は本当に素晴らしいです。

  = Nikola Karabatic, Kiel @Barcelona =
   It's also nice to play here. But in Germany it's really huge,
   you can describe it to play in front of 10000 15000...ya, it's
   so great. That's why I play in Germany and that's why I made
   a contract in 2003 in Germany, because I feel home there.
   And Handball is also home. And I like to play there.
   But I like also to play such club like Barca because the great
   club has great history, the funs are also very great.
   こちらでプレーするのもよいですがドイツはスケールが大きい・・・10000、
   15000もの人の前でプレーすることを想像していただければわかると
   思いますが、とにかく素晴らしいです。ドイツでプレーすることを決めた、
   2003年に契約したのも、それが理由です。居心地も良いですし、ハンド
   ボールの故郷でもあり、ドイツでプレーするのが自分は好きですね。
   でもバルサのようなクラブでプレーするのも魅力があります。偉大な
   クラブには相応の歴史があって、そのファンもまた素晴らしいですから。
posted by yuki at 00:16| EHF Champions League | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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